カープ歓喜の瞬間へ…広島テレビ、25年前に続く50%大台超え期待

[ 2016年9月8日 10:34 ]

優勝が懸かる8日の広島―中日戦の実況を担当する広島テレビの宮脇靖知アナウンサー

 8日にマツダスタジアムで行われる広島―中日戦を地元で中継する広島テレビは、25年ぶりリーグ優勝の瞬間を心待ちにしながら、平均視聴率50%の大台超えを期待している。

 同局は昨年から「完全カープ主義」をキャッチフレーズに掲げて、球団をこれまで以上にバックアップ。ホームページ内の特設コーナーで中継できなかったヒーローインタビューを完全配信し、民放とNHKを含めた地元5局で最多となる28試合を今季中継予定とするなど、社をあげて全面的に応援してきた。

 その甲斐あって、広島戦中継の平均視聴率(広島地区、いずれもビデオリサーチ社調べ)は6月28日のヤクルト戦の33・0%を最高に30%超が続出。同社のプロ野球中継で平均視聴率の歴代最高は、25年前にセ・リーグ制覇を決めた1991年10月13日の広島│阪神戦と1986年の広島―巨人戦で2度記録した54・3%。編集局編成部の松島慶太宣伝部長(47)は8日の試合について「50%超え?そこは当然期待。歴代最高更新?それもあるかもしれませんね」と力を込める。

 実況には、呉中央シニア時代に投手として楽天イーグルスの川本良平捕手(34)とバッテリーを組んでいた経歴を持ち、今季10戦で中継を担当している“エースアナウンサー”宮脇靖知アナ(34)を投入。松島部長は「2回連続で優勝試合を中継できるチャンスに恵まれたのは幸運以外の何ものでもない。ここで決めて欲しい」と歓喜の瞬間を心待ちにしていた。

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2016年9月8日のニュース