映画監督の松山善三さん 91歳で死去 代表作「名もなく貧しく美しく」

[ 2016年9月2日 18:17 ]

亡くなった松山善三さん

 映画「名もなく貧しく美しく」などの作品で知られる映画監督で脚本家の松山善三(まつやま ぜんぞう)さんが8月27日午後8時41分、老衰のため東京都内の自宅で死去した。91歳。神戸市出身。

 1925年(大正14年)生まれ。岩手医学専門学校(現、岩手医科大学)を中退し、48年に大船撮影所に入社。木下恵介監督の門下でシナリオに携わり、61年に「名もなく貧しく美しく」で映画監督としてデビューした。

 その後も「典子は、今」(81年)などの監督を務め、77年のヒット作「人間の証明」では脚本を書いた。

 妻は女優の故高峰秀子さん。

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