ＴＢＳ「ひるおび！」35分前倒しで時間拡大　新料理番組もスタート

「ひるおび！」のＭＣ陣（左から江藤愛アナウンサー、恵俊彰、八代英輝）（Ｃ）ＴＢＳ

　ＴＢＳの「１０月期番組改編説明会」が３１日、東京・赤坂の同局で行われ、昼の情報番組「ひるおび！」の放送開始を３５分前倒しにするなど、この秋の番組改編の概要を発表した。

　伊佐野英樹編成局長は「視聴者の皆さんにＴＢＳのタイムテーブルが楽しんでいただけるのかなとちょっとずつですが、実感がある」と自信を見せ、「目指すところはもっともっと視聴者の皆さんに寄り添って、楽しんで、何かあった時は信頼していただけるタイムテーブルを目指していく」と前向き。改編率は全日９・５％、ゴールデン帯（午後７時～同１０時）１８・９％、プライム帯（午後７時～同１１時）２２・０％と低めだが、「一歩一歩視聴者の皆さまに寄り添える形に変えていきたい」とした。

　改編テーマは“もう一歩、前へ”。苦戦が続いているＧＰ帯の月曜日と日曜日の改革、ＮＰ（ノンプライム帯）の改革の２つを大きなテーマに掲げ、改編を行う。前者では「好きか嫌いか言う時間」（月曜後８・００）、「クイズ☆スター名鑑」（日曜後６・５５）といったバラエティーの強化を図る。

　後者は、朝の情報番組では「あさチャン」（月～金曜前５・２５）が今年度に入り、全国的に数字も好調。続く「白熱ライブ　ビビット」（月～金曜前８・００）も菊野浩樹編成部長によると「少しずつですが、成果が出ている」という。そんな中、相変わらず、好調の「ひるおび！（午前）」をこれまでの午前１１時スタートから３５分の前倒しで、午前１０時２５分スタートに変更する。ＭＣの恵俊彰（５１）、八代英輝（５２）は変わらず、新コメンテーターとして落語家の立川志らく（５３）が加わる。さらに、同番組の前には新番組「おびゴハン！」（１０月３日スタート、月～金曜前１０・０５～同１０・２５）がその日の夜のおかずを提案する新料理番組として新たに始まる。なお、同時間帯に放送されていたドラマの再放送枠は消滅することになる。