江戸っ子らしい祭壇 記帳の代わりに「お便りコーナー」

[ 2016年8月31日 05:30 ]

青山葬儀所内に置かれたメッセージポスト

永六輔さん「お別れ会」

(8月30日 青山葬儀所)
 祭壇には江戸っ子の永さんらしく、「粋」な「和」をイメージした白い和花や、みずみずしい竹などが取り入れられた。遺影は和服姿の20代、ラジオマイク前の50代、70代後半のいずれもにこやかに笑う3枚。永さんが作詞した「見上げてごらん夜の星を」「上を向いて歩こう」などがBGMとして流れた。

 生前、ラジオリスナーからのメッセージを大事にしていた永さんにちなみ、記帳の代わりに「お便りコーナー」も設置された。参列者は郵便はがき風のカードにメッセージを書き込み、昭和の時代を感じさせる郵便ポストに投函(とうかん)。天国の永さんに届けられることになった。法名は「釋 孝雄 六輔」で、「六輔」としての人生が大きな部分を占めていたとして、本名の「孝雄」の後に付けられた。

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