24時間テレビ 裕太容疑者逮捕で前代未聞ドタバタ劇も間に合った

[ 2016年8月28日 05:30 ]

観客席から見守る桂歌丸
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 日本テレビ「24時間テレビ39 愛は地球を救う」が27日、スタートした。23日に強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優、高畑裕太容疑者(22)が出演予定だったため、NEWSの小山慶一郎(32)が急きょドラマの代役を務めるなど前代未聞のドタバタ劇となった。

 毎年恒例の看板番組の放送4日前に、出演者が逮捕される異常事態。大慌てで準備を行い、桂歌丸(80)の「24時間テレビの時間が始まります」という開始宣言を聞いた同局関係者は一様に胸を撫で下ろした。「こんなドタバタは初めてだった」という声も漏れた。

 NEWSの小山慶一郎は番組冒頭で「いろんなことがありましたけれども、一丸となってこの日を迎えることができました」とあいさつした。

 NEWSの4人でメインパーソナリティーを担うとともに、ドラマ「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」で高畑裕太容疑者の代役を務めることになった。時期的にすでに撮影は終わっていたが、23日に撮り直しが決まり、翌24日に小山の起用が発表された。主演がNEWSの加藤シゲアキ(29)とあって「メンバーが困ったらメンバーが助けるのは当たり前」と快諾した。

 視力を失った教師が再び教壇に立つまでを実話を基に描いたドラマ。小山が演じたのはリハビリセンターの支援員。撮影は25日の早朝から深夜まで行われ、その合間の夕方には都内に戻ってレギュラーを務める同局「news every.」に出演した。

 26日はスタッフが終日編集作業を行い、何とか放送に間に合わせた。主演の加藤も「できる限りのことはやりました」と充実の表情。「小山が全力でやってくれました」と仲間の協力に感謝していた。 

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2016年8月28日のニュース