尾木ママ絶賛も…高畑淳子 配慮欠けた“被害者とされている女性”表現

[ 2016年8月27日 07:10 ]

会見を終え深々と頭を下げる高畑淳子

 俳優の高畑裕太容疑者(22)が強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された事件で、母親で女優の高畑淳子(61)が26日、都内のホテルで謝罪会見を行った。会見を受け、元検事の大沢孝征弁護士は、淳子が“被害者”ではなく“被害者とされている女性”と繰り返したことに言及。有罪判決が出るまでは被害者と断定することができないため「弁護士の中には言い方を指示する者もいる」と説明した。

 しかし、加害者側の淳子がこのような言い方をする場合、被害者側への配慮が欠けていると誤解を招く恐れもある。「余計な言葉を使うのが弁護士の指示なのであれば、それは淳子さんのためにも、裕太容疑者のためにもならない」とした。

 一方で、淳子の“どんなことがあってもお母さんだから”という発言に対しては「容疑者を責めるだけでは自暴自棄や殻に閉じこもってしまう恐れがあるので、家族はある程度優しくするという意味で、この対応は適切」と評価した。

 教育評論家の尾木直樹氏は「女優だけど演技することもなく、本当に誠実なものだった。ある意味感動すら覚えました」と評価。「一生懸命になりすぎて一人で抱え込みすぎたのかな」と気遣った。

 会見時の服装についてファッション評論家の石原裕子氏は「謝罪会見なのにファッショナブルすぎる」と指摘。パールのピアスやヒールの靴は不適切で、メークも決まりすぎていたとし「謝罪というより、女優としての自分の会見になってしまっていた」と語った。

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2016年8月27日のニュース