高畑淳子、愛息逮捕に衝撃…キャリア傷つけられ、大河共演も幻に

[ 2016年8月24日 05:35 ]

暁星国際高時代の高畑裕太容疑者。サヨナラ負けした長男に涙ぐみながら声をかける高畑淳子

高畑裕太容疑者 強姦致傷容疑で逮捕

 息子が強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕され、高畑淳子(61)のショックは計り知れない。

 高畑裕太容疑者(22)を出産したのは38歳の時。女手一つで姉で女優のこと美(29)と一緒に育てたが、アトピーとぜんそく持ち。夜寝ているとかゆがる息子の肌をさすり、おんぶしながら台本を読んだ。小学生の時に息子が恐喝されたことを知ると、相手の家に乗り込み「うちの息子を今度いじめたら絞め殺すぞ」と迫った。息子の反抗期は更年期と重なり、家が荒れた時期もあった。

 裕太容疑者は千葉県の暁星国際高で硬式野球部に所属。2年時は内野手、3年の夏の大会は1番・捕手として出場。淳子も応援に駆け付け、県大会2回戦で5回コールド負けすると、淳子は目を潤ませて拍手を送った。

 2人の子供は淳子と同じ役者の道を選んだ。演劇関係者によると「裕太容疑者は高校卒業後、母親の舞台に感激し演劇の専門学校に行った。高畑さんは自分の台本を覚えるより、姉と裕太容疑者の稽古相手を優先していた」という。息子に芝居の感想を聞かれても「人間じゃなく、バッタに見えた」「あんなのゴミ芝居だ」と突き放した。

 淳子は30歳まで長い下積み時代を過ごし、脇役から主演を張れる女優に成長。息子へ「稽古しろ」と口酸っぱく言い続けたのは自身の経験が基になっていたに違いない。

 今年5月の母の日、裕太容疑者のインスタグラムには1本の動画が投稿された。そこには、裕太容疑者から借りた短パンをはいてくつろぐ淳子の姿が一緒に映っていた。淳子は息子から秘密のプレゼントをもらったことを明かし「小さい頃から“大きくなったらお母さんのために家を買ってあげるよ”と言ってもらい、大ボラ吹きだと思っていたが、小さな一歩ですね」と、成長に目を細めた。

 淳子は9月24日から故森光子さんが主演した舞台「雪まろげ」に主演する。NHKによると、裕太容疑者は放送中の大河ドラマ「真田丸」に出演が決まり、既に撮影が始まっていたが、代役を立てることが決定。大河での親子共演は幻となった。裕太容疑者は「世界一尊敬する」と言っていた母親のキャリアまで傷つけてしまった。

 ◆高畑 淳子(たかはた・あつこ)1954年(昭29)10月11日、香川県善通寺市生まれの61歳。桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻を卒業後、76年に劇団青年座に入団。80年代後半から90年代前半にかけ東映特撮作品に多数出演。「仮面ライダーBLACK RX」(88年)の悪役で注目され、その後「3年B組金八先生」シリーズなどに出演。2014年秋の叙勲にて紫綬褒章を受章。2度の離婚歴がある。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月24日のニュース