SMAP「まだ解散させたくない」全国的に広がる“花摘み現象”

[ 2016年8月17日 05:30 ]

新星堂天王寺ミオ店ではCD「世界に一つだけの花」購入者に同封している手作りのカード

 SMAPのファンによる音楽作品の購買運動で、全国のCDショップでは品切れが相次いでいる。ファンは特に、グループ最大のヒットシングル「世界に一つだけの花」(03年)を買うことを「花摘み」と呼び、14日の解散発表後、運動を加速させている。

 SMAPコーナーが充実している大阪市のCDショップ「新星堂」天王寺ミオ店は、同曲の購入者に“花摘み応援カード”を配布。SMAP商品担当の岡野英次さんによると、中居正広(43)が誕生日を迎えるあす18日に合わせて買いたいという客が現在、100人ほどいる。「解散発表の後は泣きながら買いに来るお客さんもいる。少しでも“お花摘み”に協力できたらと思います」と話した。

 同店では16日、同曲を再入荷したが「今、店に残っているのはこの再入荷した分だけ。でも、これもすぐに売れてしまうと思います」とした。

 ファンの間で“SMAP商品の聖地”と呼ばれているタワーレコード大高店(名古屋市)も品切れ状態だ。店舗運営本部の真井純也さんは「SMAPコーナーの前には常に10人以上の方がいらっしゃっている。CDやDVDは現在、完売状態です」と説明。またオンラインショップ「ローチケHMV」ではこの日、音楽作品の売り上げチャートのトップ10にSMAP作品が9つランクインした。

 「世界に…」は現在、オリコン集計で270万枚超を売り上げている。ファンは5人に有終の美を飾らせるため、ポップス史上初の300万枚を突破させようと、摘んだ花で“大輪の花束”をつくり上げようとしている。

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2016年8月17日のニュース