絶好調!篠原信一「仕事がガンガン来ている」後輩&教え子の快進撃にホクホク

[ 2016年8月14日 11:37 ]

体感妖怪アドベンチャー「GeGeGe水木しげるの大妖界」プレス内覧会で一反もめんに乗る篠原信一
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 リオ五輪で連日のメダルラッシュに沸く日本。お家芸の柔道も、男子73キロ級の大野将平(24)、男子90キロ級のベイカー茉秋(21)、女子70キロ級の田知本遥(26)が金メダルに輝いた。男子は全7階級でメダルを獲得した。

 00年シドニー五輪男子柔道100キロ超級銀メダリストで12年ロンドン五輪の男子代表監督も務めた篠原信一(43)は10日に都内で行われたイベントに登場し、「日本柔道が活躍してくれているので、自分にも(解説など)柔道関連の仕事がガンガン来ている」と後輩たちの快進撃にほくほく顔で感謝。「バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生」のブルーレイ&DVD発売イベントだったことから、「彼らはブルース・ウェイン(バットマン)と同じように努力している。彼らはヒーロー」と称えた。

 同日は男子81キロ級の永瀬貴規(22)が銅メダルを獲得し、「気持ちを切り替えて銅メダルを取ったのは、本当にお見事。お疲れ様と言ってあげたい」とねぎらった。メダリストに「おめでとう」ではなく、「お疲れ様」と声を掛ける理由について、「みんな金メダルを目指して4年、8年と頑張っている。銀や銅の人には“おめでとう”とは言いにくい」と説明した。

 自身はシドニー五輪で完璧な内股すかしを見逃されて敗れた“世紀の大誤審”を経験。「弱いから負けた。それだけです」と受け入れ涙をのんだが、「金を獲れなくてショックで、自分の中では金が良かったという思いがずっとあった」と振り返った。それだけに、「選手たちが金メダルを獲りに行っている思いはわかっているので、そういう人には“お疲れさん”と言っているんです」と語る言葉には実感がこもっていた。

 日本柔道のメダルは計12個となり、92年バルセロナ、04年アテネ両大会の10個を上回り、最多記録となった。メダルの色、メダルに届かなかった選手、それぞれのドラマが人を感動させる。これからどんなドラマが生まれるだろうか。閉幕まで目が離せない。(記者コラム)

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2016年8月14日のニュース