武井咲、時代劇&NHKドラマ初主演 浅野家再興目指す奥女中役

[ 2016年8月13日 05:30 ]

NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋」に主演する武井咲

 女優の武井咲(22)が、NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~」(9月24日スタート、土曜後6・10)に主演することが12日、同局から発表された。

 時代劇への出演は12年の大河ドラマ「平清盛」で常盤御前を演じて以来で、時代劇主演は初めて。NHKドラマの主演も初めてとなる。

 作家・諸田玲子さんの忠臣蔵を題材にした小説「四十八人目の忠臣」が原作。元禄時代に浅野家の江戸屋敷に仕えた奥女中・きよが主人公。赤穂浪士の一人である礒貝十郎左衛門に恋し、討ち入りには参加できないが48人目の忠臣として生きる姿を描く。

 吉良邸討ち入り事件後、きよは浅野家再興を目指して将軍家に近づき、江戸城大奥へ。7代将軍徳川家継を生んでのちの月光院となり、波乱の人生を歩む。制作統括の小松昌代プロデューサーは、きよ役に武井を起用した理由を「華麗に、それでいて親しみをもって変身できる女優。体の奥に秘めた情熱と生命力も、まさにぴったり」と説明した。

 共演陣は、浅野内匠頭役で今井翼(34)が出演。礒貝十郎左衛門は福士誠治(33)、大石内蔵助は石丸幹二(50)、浅野の妻・阿久利を田中麗奈(36)が演じる。

 13日にクランクイン。武井は「共演する皆さまと初めて顔を合わせ、緊張しましたが、力強い女性をしっかりと演じていきたいと思います」と意欲十分。「きよの運命を最後まで見ていただければ幸いです」と話している。

 他に、きよの許嫁(いいなずけ)の村松三太夫を中尾明慶(28)、堀部安兵衛を佐藤隆太(36)、仙桂尼を三田佳子(74)が演じる。全20回で来年2月まで放送予定。

続きを表示

2016年8月13日のニュース