ファッション評論家・石原裕子氏 日本代表は「優等生すぎる」

[ 2016年8月7日 05:30 ]

開会式で入場行進する日本選手団

リオデジャネイロ五輪開会式

(8月5日 マラカナン競技場)
 日本選手団は、赤ジャケットに白のパンツの「日の丸カラー」姿で入場した。デザインと制作は前回のロンドン大会と同様に高島屋が手がけた。

 ファッション評論家の石原裕子さんは「品格を大事にする気持ちは分かるが、あまりにも優等生すぎる」と評した。日本と同じ赤と白の配色のカナダは、ブレザーの裾が丸くカットされ、重ね着をうまく利用。ファッション性と現代性を兼ね備えた人の心をつかむデザインであるとし、「日本にはこのプラスアルファが足りない」と指摘した。

 出場国No・1に挙げたのは、開催国ブラジル。「自然と共存するというメッセージ性があった。帽子の使い方も上手」と評価した。クック諸島やコートジボワールなど、民族衣装を使ったデザインも目を引いたといい「民族衣装は国の宝物。次回は開催国として、日本も着物を基にするなど、崖から飛び降りるような冒険が必要なのでは」とした。

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2016年8月7日のニュース