村川絵梨 原作者寂聴さんの手紙に目潤ませる「やってよかった」

[ 2016年8月6日 16:28 ]

映画「花芯」初日舞台あいさつに登壇した林遣都と村川絵梨

 女優の村川絵梨(28)が6日、都内で主演映画「花芯」(監督安藤尋)の初日舞台あいさつを行った。

 瀬戸内寂聴氏(94)の同名小説を初映画化。映画同様、着物姿で登場した。「全編着物なので、舞台あいさつも着物でと決めていました」と明かし、「思い入れが近年でとても強い作品。撮影した約11日間濃厚な時間を過ごして光栄だった」と振り返った。

 そして「女の性(さが)みたいなものが、私に演じられるか不安でしたが、これをやらなかったら一生後悔すると思ったので、初日を迎えてたくさんの方に見ていただけるのが本当にうれしいです」と感極まった。

 村川は大胆な濡れ場にも挑戦。夫役を演じた林遣都(25)は「相当な覚悟を持って、命を削って演じていた。支えられたらと思っていたが、負けてられないという思いにさせられた」と述懐。「会ってすぐ、稽古の段階で体をまじり合わせたので、嫌われてもいい覚悟でやっていました」と語った。それを聞いた村川は「嫌いどころか大好きです。勝手に戦友だと思ってます」と話し、林を安心させていた。

 イベントの最後には原作者の瀬戸内氏から手紙が届き、司会者が代読した。「全力で熱演してくださったヒロインの村川さんありがとう」とねぎらわれると村川は目を潤ませた。「すごいうれしくてこみ上げてきました。本当にやってよかったと心底思いました」と声を詰ませていた。他に安藤政信(41)、藤本泉(24)、落合モトキ(26)、毬谷友子(56)、安藤監督が出席した。

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