極楽・山本復帰　「めちゃイケ！」に視聴者も関心「最近で一番面白かった」

「極楽とんぼ」の山本圭壱

　１０年ぶりに地上波に復帰したお笑いコンビ「極楽とんぼ」の山本圭壱が出演した「めちゃ×２イケてる！夏休み宿題スペシャル」（７月３０日放送、フジテレビ）。事件からの久々復帰とあって大きな話題を呼び、視聴率は１１・９%（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、同番組前回放送時の５%台から倍増、視聴者数が大幅にアップしたが、視聴者はどう番組を見たのだろうか。

　データニュース社（東京）が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」（対象３０００人）の満足度によると、この日の満足度は３・４４（５段階評価）。高満足度の基準３・７には及ばなかったものの、今年放送された「めちゃイケ」（１月９日から７月９日まで）の平均３・０４からは大きく上昇した。

　最近の放送回に寄せられた視聴者の感想をみると「内容が全くおもしろくない。迷走している」（２６歳女性）、「以前ほど勢いはない」（３２歳男性）、「もう少し頑張って欲しい」（４０歳男性）など、厳しい言葉が並んでいた。

だが、今回放送されたスペシャルには「めちゃイケらしい内容で面白かった」（４６歳男性）、「ずっと待っていた極楽とんぼ復活が見れて嬉しかった。めちゃイケらしい流れで面白く感動した」（３３歳女性）、「最近のめちゃイケの中で一番面白かった」（３４歳男性）など、全視聴者の約６５%が番組に好意的な意見を寄せた。

　今回の放送は、出演者たちが本気でぶつかることで生まれる人間ドラマが感動的で、実に「めちゃイケ」らしいドキュメントバラエティに仕上がっていた。番組はこれからも続く。今回１回きりの高評価ではなく、これを機にまた「面白い」という感想が聞かれる番組に戻りたいところ。まさに正念場だ。