高知被告保釈…妻・高島に「早く会いたい」も使用罪で追起訴

[ 2016年7月30日 05:50 ]

保釈され、報道陣に向け深々と頭を下げる高知東生被告

 覚せい剤取締法違反(使用、所持)の罪で起訴された元俳優の高知東生被告(51)が29日、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。6月24日の逮捕から35日ぶり。同署を出た際、高知被告は目に涙を浮かべて謝罪。取材陣から、妻で女優の高島礼子(52)への言葉を求められると「早く会いたいです」と話した。

 午後8時7分、高知被告は同署の正面玄関に姿を見せた。黒いスーツにネクタイ姿で、50人以上集まった取材陣に歩み寄ると「このたびは多くの人に迷惑を掛けて誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。15秒ほど深々と頭を下げ、目には涙を浮かべた。

 取材陣から、妻・高島への言葉を求められると「早く会いたいです」とひと言。勾留中に署名・押印済みの離婚届を高島に送ったのかという質問には、苦笑いするだけで何も答えなかった。

 保釈後、高知被告を乗せた車は、自宅のある東京都世田谷区方向に向かった。報道各社のバイクや車10台以上に追いかけられる中、高知被告は川崎市の登戸駅で男性を伴って降車。別の車に乗り込んで取材陣の追跡を振り切った。

 東京地裁はこの日、高知被告の保釈を認める決定をした。保釈保証金は500万円で、即日納付した。関係者によると、検察官は高知被告に「保釈できることになりましたが、8月31日(の初公判)はきちんと来てください」と話したという。

 一方、一緒に逮捕されたクラブホステス五十川敦子容疑者(33)=所持罪で起訴=の保釈はなかった。

 高知被告と五十川被告はこの日、使用罪で追起訴された。五十川被告については別の所持罪でも追起訴された。

 起訴状などによると、高知被告は6月24日、横浜市内のラブホテルで五十川被告と寝ていた際、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。2人は覚醒剤約4グラムを所持したほか、高知被告は大麻約1・3グラムを所持。五十川被告は同市の自宅で覚醒剤約1・9グラムを所持していたとしている。2人の初公判は8月31日に東京地裁で行われる。

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