剛力彩芽 「うざいくらいポジティブ」 ルーツは母親の“教え”

[ 2016年7月19日 09:20 ]

ドラマで料理人役に初挑戦する剛力彩芽

 笑顔で元気、ポジティブなイメージの女優・剛力彩芽(23)。素顔もポジティブオーラ全開で、周囲を明るくしている。力の源は「家族バカ」を自任するほど結びつきが強い家族の存在。いまだに父親の膝の上に座るなど娘としても理想的だ。今どきまれなほど素直で真っすぐに育った“剛力彩芽のレシピ”をひもといてみる。

 主演するテレビ朝日のドラマ「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(22日スタート、金曜後11・15)のロケを終えた後のインタビュー。朝4時半起きだったというが、疲れや眠そうな様子はみじんも感じさせず「うざいくらいポジティブ。疲れてくるとどんどんテンションが高くなってよくしゃべります」と笑顔を絶やさない。

 連ドラの撮影はたいてい主演が一番ハード。それでも「寝ていないスタッフさんがいっぱいいるので、つらいけど明日も頑張ろうって思ってもらえる楽しい現場でありたい」と周囲を気遣う。明石家さんま(61)ら大御所もファンを公言する人柄の良さ。マネジャーも「“過酷な撮影でも笑っているので現場が明るくなるし、みんなが救われる”とスタッフによく言われる」と証言する。

 ポジティブさのルーツは母親の“教え”。小学生の時にダンスのレッスンから帰り「疲れた」と言うと「楽しいことをしてきたのに疲れたっておかしくない?」と指摘され納得。「もちろん言いたくなる時もあるけど、疲れたと言わない方が体が疲れないし、仕事自体が好きなので、この環境にいられるだけで幸せ」と笑う。

 笑顔の源も「家族」と言い切る。神奈川県内の実家で両親、姉と生活しており、朝は必ず母親が起こしてくれる。「家族はリセットする場所。その日あったことを家族にしゃべらないと気が済まないんです。一人暮らしに憧れたことはあったけど、家に誰もいない寂しさは耐えられない」と心身ともに支えられている。

 反抗期はなく、思春期の娘特有の父親嫌いもなかった。「いまだに父親の膝の上に座ります。“重い”とか言われるから、うれしいでしょ?って言いながら」。照れることなく明かす父とのやりとりは、全国のお父さんがうらやみそうな光景。温かい家庭でひまわりのように真っすぐに育ち「両親が凄く仲が良くて、お互いの悪口や愚痴を聞いたことがない。反抗期がなかった理由の一つだと思います」と説明した。

 反対に闇の部分がないのか探ると「仲良いスタッフや友達には“とどめを刺すことを言う”“鋭いところを突いてくる”ってよく言われます。悪気はなく、思ったことをそのまま言っちゃいます」とあっけらかん。「けっこうSな部分があるので、私のことを彼氏みたいに思ってる親友の女の子には“ふーん”って軽くあしらって意地悪したり。意外とブラックです」。そう語る顔も、底抜けに明るい笑顔だ。

 ◆剛力 彩芽(ごうりき・あやめ)1992年(平4)8月27日、神奈川県出身の23歳。08年から13年までファッション誌「Seventeen」の専属モデル。11年にフジテレビ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で本格的に女優デビュー。13年にフジの月9「ビブリア古書堂の事件手帖」に主演し、NHK大河ドラマ「八重の桜」に出演。同年「友達より大事な人」で歌手デビューも果たした。今年11月の明治座公演「祇園の姉妹」で舞台初挑戦。特技は5歳から始めたダンス。1メートル62。血液型O。

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