阿部サダヲ、大河で13歳の家康役 “妻”菜々緒と「身長差を楽しみたい」

[ 2016年7月12日 12:59 ]

2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」追加キャスト発表会見に登場した菜々緒(左)と阿部サダヲ

 俳優の阿部サダヲ(46)が来年放送のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜後8・00)で徳川家康を演じることが12日、東京・渋谷の同局で行われた新キャスト発表会で発表された。女優の柴咲コウ(34)主演で、戦国時代の女性城主・井伊直虎(なおとら)の生涯を描く物語。阿部は「平清盛」(12年)以来の大河ドラマ出演となる。

 今川家の人質となる竹千代こと、徳川家康を演じる阿部は「僕は歴史とか詳しくないけど、さすがに徳川家康を知らないとは言えないぐらい有名な方」と大役に苦笑しつつ、「徳川家康をやった俳優を調べたんですけど、びっくりするぐらい有名な方ばっかりだった。カンニングの竹山さんもやっていて、少しホッとしているところもある」と笑わせた。

 13歳の頃の家康から阿部が演じることになり、「13歳から演じるので、それを楽しみにしています」とニヤリ。現在は家康の趣味である囲碁の練習をしているといい、「得意だったらしいんですけど、囲碁ってご存じですか?囲碁を一生懸命アプリでやっています。1人で2人分やるんですって…」と苦戦している様子。「皆さんが知っている徳川家康ということで、知られてない頃の家康もやったりするので、そこは新しい徳川家康を見せていきたい」と話した。

 そんな家康のキャスティングについて岡本幸江チーフ・プロデューサーは「家康は堂々たる大大名のイメージがあるが、描くのは40歳ぐらいまでのところ。まだ確立されていない青年期を家康を演じていただきたい。大河ドラマでも散々描かせていただいたが、今ひとつ正体がつかめないような部分もあるので、そこも変幻自在に面白みと愛嬌を持って演じていたけるのは今ナンバー1は阿部さんかなと思う」と起用理由を説明し、期待を寄せた。

 阿部は大河初出演となる菜々緒(27)と夫婦役を演じることになる。「この身長差を楽しみたい。面白く出せたら」と話し、笑わせた。

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