海外で好評の宮藤官九郎監督最新作 日本でも首位

[ 2016年7月1日 19:43 ]

映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」初日舞台あいさつに登場した宮藤官九郎監督

 25日から公開された宮藤官九郎監督、脚本の映画「TOO YUONG TOO DIE!若くして死ぬ」が全国288スクリーンで、興行収入約2億5800万円、約18万8000人を動員し、映画観客動員ランキングの首位になった(興行通信社調べ)。

 映画修学旅行中に交通事故に遭い、地獄に落ちた平凡な男子高校生・大助(神木隆之介)が、地獄専属ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のリーダーの赤鬼・キラーK(長瀬智也)とともに現世に戻るための冒険に出るという奇想天外なストーリー。本来は今年2月公開予定だったが、作品の一部が1月に長野で発生したスキーバス転落事故を連想させるとして延期されていた。

 3月21日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月?金前11・30?)に宮藤監督がゲスト出演した際、2月に行われたオランダのロッテルダム映画祭にて、本作が上映されたことに触れ、「もう、爆笑に次ぐ爆笑で。200本近く上演されているなかで“お客さん投票”の10位になっちゃった。仏教では地獄でも生まれ変わるっていうのを初めて見たんじゃないですかね(笑)。正直、日本(の試写会)よりウケました」。作品がエンディングを迎えると、観覧者全員がスタンディングオベーションでスタッフを讃えたという。

 海外でも好評だった作品だが、日本でも人気を博したことで世界共通でウケるエンタメ作品だったことが証明された。

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2016年7月1日のニュース