タレントが先にテレビ欄を作る 逆算の発想で実験的な番組作り

[ 2016年6月29日 10:00 ]

「見切り発車バラエティ アガる↑テレビ欄!」に出演した(前列左から)江藤愛アナ、出川哲朗、劇団ひとり(後列左から)小峠英二、小島瑠璃子、岡野陽一 (C)TBS
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 番組の内容を数行で説明するテレビ欄。ここ最近特徴的なテレビ欄で注目を集める番組もあるが、タレントが面白いテレビ欄を先に作り、それに沿った形で番組を収録すれば面白くなるのでは?そんな逆算の発想で作られたTBS「見切り発車バラエティ アガる↑テレビ欄!」が29日深夜0時10分に放送される。

 普段何気なく見がちだが、実は「番組のVTRを編集するのと同じくらい、作家さんやプロデューサー、演出で悩んで内容を考えている」というテレビ欄。今回は出川哲朗(52)、劇団ひとり(39)ら出演者が「イタズラ企画」、「カラオケ企画」などお題に沿って「絶対に見たくなるテレビ欄」を作成。指定された文言に合わせて、制作陣がVTRを作り、改めて出演者が映像にツッコミを入れたり感想を言うという流れになる。

 出川は打ち合わせの時点から「この企画すげえな、誰が考えたの?」と感心。収録が終わった時も「言っただろ、これ面白くなるって」と自信満々だったという。

 総合演出を務めたTBSの平野亮一氏は「僕らが入口だとここまで振り切ったことはできない。芸人さんはコントとか漫才をやっているからか、『ワード力』が強い。事前に考えていたより圧倒的に面白い文章を出してくれましたね」と大きな手応えを口にした。

 当日放送されるのは「▽世界初!?オシッコのスイーツでイタズラ!?▽女子が一人で猫を見て可愛いというのか?▽XJAPAN縛り!お年寄りカラオケ大会▽永野が玉を磨く!!」の4テーマ。テレビ欄から受ける印象通りの内容なのか、想像とは違う内容なのか。逆算で作られた実験的な番組がお目見えする。

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