猪瀬氏、舛添都知事の辞職を予言していた 問題は「使命感の欠如」

[ 2016年6月16日 14:09 ]

猪瀬直樹氏

 前東京都知事の猪瀬直樹氏(69)が16日にTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜前8・30)に収録でゲスト出演し、辞職願を提出した舛添要一都知事について語った。

 猪瀬氏が注目したのは無駄遣いや公私混同問題よりも公用車問題について。「毎週、湯河原に行くというのはありえない。そんなところに行っていたら東京の危機管理はできない。意識が薄い」として「公のためにやらなければならないという使命感」の欠如を問題視した。

 自身は2013年、医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題を集中審議で追及された。現金を入れたとするかばんに札束の塊の模型を入れようとしたが入らず、猪瀬氏が自ら押し込んだものの口が閉まらない場面があった。

 そのことについて同番組のパーソナリティー・伊集院光(48)から振られると「入らないわけないと思って行ったら、入らなかった。(用意された札束の模型が)発泡スチロールの塊だから入るわけない。罠みたいなもの。人民裁判のような形になってしまった」と振り返り「向かい風の炎上があったら説明しようがない」と自らの経験を舛添知事の釈明会見に重ねた。

 この日のインタビューが収録されたのは舛添知事への不信任案が提出された14日夕方。先を読めない状況だったが、猪瀬氏は「多分、解散はできない。辞職するのではないか」との予言し、見事に的中させていた。

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2016年6月16日のニュース