陣内孝則 舛添都知事をチクリ「湯河原に別荘持ちたい」

[ 2016年6月16日 13:32 ]

江戸城(皇居)をバックに映画「超高速!参勤交代 リターンズ」のヒットを願った(左から)本木克英監督、陣内孝則、寺脇康文、伊原剛志、佐々木蔵之介、深田恭子、西村雅彦、六角精児、柄本時生

 時代劇映画「超高速!参勤交代 リターンズ」(監督本木克英、9月10日公開)の完成報告会見が16日、都内で行われ、主演の佐々木蔵之介(48)をはじめ深田恭子(33)、伊原剛志(52)、陣内孝則(57)ら主要キャストが顔をそろえた。

 2014年「超高速!参勤交代」が興収15億7000万円を記録し、本木監督が「まさかの大ヒットで、調子に乗って作った」という続編。前作で何とか江戸に参勤を果たした福島・湯長谷藩の面々が、今度は故郷への帰路でさらなる無理難題が降りかかってくる。

 前作とほぼ変わらないメンバーのため、湯長谷藩主役の佐々木は「(皆で)飲みに行きましたねえ」としみじみ。山形・庄内映画村でのロケ最終日は昼過ぎに撮影が終わったそうで「一升瓶を何本空けたか、覚えていないくらい。翌日は昼までダメでした。ロケで思い出すのはそのくらい」と苦笑いで振り返った。

 同席していた深田も「楽しかったですよね。たくさん飲んじゃった。飛行機に乗り遅れそうになるくらい」と笑顔。だが、1人だけ撮影が残っていた伊原は「深田がメールで写真を送ってきて、本当に楽しそうだった。まあ、深田が飲みたいって言うんで、空港で合流しましたけれどね」とちょっぴり悔しそうな表情を浮かべた。

 和気あいあいとした雰囲気の中、佐々木は「時代劇って面白い、楽しい、そしてある意味自由で、これこそ日本人が親しみを覚える映画」と分析。そして、「やり過ぎたけれど、後悔はしていない。やり尽しました。本当に面白いです」と達成感をにじませた。

 一方、幕府老中役で帰路を阻む役どころだった陣内は「日本を代表する俳優の方々とご一緒できて光栄だった。僕は若い頃、ルックスだけで売れちゃったもので、中年になって伸び悩んでおりました。この作品で、透明感のある自然な演技から脱皮して、今伸びていると思います」と自説を展開。さらに、「(配給の)松竹には今、寅さんも釣りバカもない。ぜひシリーズ化していただいて、生活を安定させたい。そして湯長谷ではなく、湯河原に別荘を持ちたい」と、辞任した舛添要一東京都知事をネタにしたコメントで笑いを誘った。

 会見にはほかに西村雅彦(55)、寺脇康文(54)、六角精児(53)、柄本時生(26)が出席した。

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