渡辺謙、海老蔵&麻央にエール できることは「見守ってやること」

[ 2016年6月14日 05:30 ]

<第7回「岩谷時子賞」>授賞式後に行われた囲み取材で小林麻央さんのことについて語る渡辺謙

 俳優の渡辺謙(56)が音楽・芸術活動で功績のあった人や団体に贈られる「第7回岩谷時子賞」を受賞し13日、都内で行われた授賞式に出席した。乳がんを患っているタレントの小林麻央(33)と、夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)に「大変だと思いますけど、頑張ってほしい」と呼びかけた。

 渡辺自身も今年2月に胃がん、妻の南果歩(52)も3月に乳がんで手術を受けている。その経験を踏まえて「人それぞれだし、タイプによっても違う」とした上で「僕たちにできることは、彼らが治療や家族の時間をつくれるように、そっと見守ってやること」と思いやった。

 自身の体調は「(術後の)経過は良く今は薬も飲んでません」と説明。南については「経過を見ています」とした。スポニチ本紙の取材に対し「大きな病気をしたことがなかったので僕より彼女の方がインパクトが大きかったのでは」と振り返った。

 昨年のトニー賞で主演男優賞にノミネートされたことなどが評価されての受賞。「政治家の領収書や不倫にみんなが錯綜して、この国はどうなるのか。僕らも文化の担い手として、人間的な深い作品を作っていかないと」と決意を新たにした。

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2016年6月14日のニュース