不倫発覚時の謝罪対応 日大・佐藤綾子教授が分析「前例を見て学習」

[ 2016年6月11日 09:35 ]

不倫が発覚し、会見を行ったベッキー(左)と三遊亭円楽

 今年は、不倫騒動が次々に発覚。それぞれが謝罪や説明に追われている。これまでの謝罪対応や会見を、国際パフォーマンス研究所代表で日大芸術学部教授の佐藤綾子さんに分析、点数をつけてもらった。

 ▼0点 ベッキー(初回、1月6日) 質疑応答なし。「友達」と言い張る。
  「認めず、うそをついたことが全て。見ている方にも全て分かってしまった」

 ▼80点 ベッキー(2回目、5月13日) テレビ番組で謝罪。「うそでした」と涙。
 「率直で良かった。中居さんのコーチングが良かったので、自力だけではない」

 ▼100点 ベッキー(3回目、6月10日) 最初の会見を謝罪し、「ゼロからやり直す」
 「今までで一番安心して見ていられた。服装も落ち着いていた」

 ▼0点 宮崎謙介氏(2月)妻の金子恵美衆院議員の出産直前に女性タレントと不倫。謝罪し、衆院議員を辞職。妻は「恥をかいてきなさい」
  「うそではないが、さらに別の女性問題も出た。立場が公人でどう謝ろうが0点」

 ▼80点 桂文枝(2月) 34歳年下の歌手・紫艶と20年来の不倫。「妻に申し訳ない」と号泣。
  「一生懸命謝ったことは良かった。ただ、大御所なので理論整然と普通にしてほしかった」

 ▼40点 石井竜也(3月)30歳年下の女性と講演先のホテルで密会。公式サイトで謝罪。翌日、妻と手をつなぎアピール。
 「自分のことなのに、結果的に奥さんを使ってアピールした。大人なんだから自分でなんとかして」

 ▼60点 とにかく明るい安村(3月) 古い友人と盛り上がってホテルで1泊。会見で「妻に4時間怒られた」と全面謝罪アピール。
 「芸人ですから、普通。夫婦間で解決していただければ、ほっとけと言う感じ」

 ▼40点 乙武洋匡氏(3月)5人の女性と不倫関係。FAXで対応。妻も謝罪。後日パーティーでも妻とともに謝罪。
 「苦労させている奥さんを連れて来たら許してもらえるという見込みが甘い」

 ▼100点 ファンキー加藤(6月)アンタッチャブル柴田の元夫人と不倫の末、妊娠も発覚。全面的に認め謝罪。慰謝料、養育費など全面降伏を表明。
 「人のせいにしなかった。“誘ったのは自分”と質問者の目を真っすぐ見て言った」

 ▼100点 三遊亭円楽(6月) 40代女性と錦糸町のラブホテルで“休憩”していたことが発覚。「私の不徳の致すところ」と大げさなぐらい謝罪。
 「噺(はなし)家さんなので謝り方も大げさでいい。一つの作品みたい」

 結果は、時期が遅くなるにつれて、だんだん点数が良くなる傾向に。佐藤さんは「皆さん、前例を見て学習しています。舛添都知事の件などもありましたし、皆さん無駄に謝っていないですね」と話した。

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