参院比例で国民怒りの声 82歳宝田明ら8人擁立「改憲にストップをかける」 

[ 2016年6月10日 22:10 ]

 政治団体「国民怒りの声」代表の小林節慶応大名誉教授(67)は10日、東京都内で記者会見し、7月の参院選比例代表に小林氏や俳優宝田明(82)、旧民主党の元参院議員円より子氏(69)ら8人を擁立すると発表した。円氏以外は新人。政党要件を満たす5人以上の当選を目指す。

 宝田は1934年生まれ。幼少期を旧満州で過ごした。「ゴジラ」「ミンボーの女」などの映画に出演。最近は、安倍政権が制定した安全保障関連法に反対する活動も行っていた。

 立候補の理由に関し、自らの戦争体験を語りながら「日本国憲法は宝だ。世界に冠たる法典と言っても過言ではない。改憲にストップをかける」と強調。「『役者である前に人間たれ』と自問自答してきた。1人の人間として体験したことを若い人に伝えていきたい」と述べた。ゴジラのフィギュアを持ち出し「一生懸命、汗を流して応援してくれると思う」と訴えた。

 他の候補は、会社社長杉本志乃氏(48)、同大西さちえ氏(43)、同立川光昭氏(39)、公益法人理事長荒木大樹氏(45)、一般社団法人理事長平野道子氏(36)。近く候補2人を追加で擁立する。

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2016年6月10日のニュース