浅野忠信“重松ワールド”挑戦「とても良い脚本と役を頂き感謝」

[ 2016年6月9日 11:26 ]

重松清ワールドに挑む浅野忠信

 世界からも高い評価を受ける浅野忠信(42)の最新主演映画が直木賞作家、重松清氏原作の「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)に決まった。「家族」とは何かを問うヒューマンドラマで、「繕い裁つ人」などで知られる三島有紀子監督が演出する。40代になったからこそやりがいがある役どころと出演依頼を快諾した浅野は「とても良い脚本と役を頂き感謝してます」と気合十分だ。

 「岸辺の旅」の演技で、16年アジアンフィルムアワード(アジア版アカデミー賞)の助演男優賞を贈られるなど、国内外で脚光を浴びる浅野が新たに“重松ワールド”に挑んでいる。原作は20年前に発表され、「Wの悲劇」などで知られる名脚本家の荒井晴彦氏が映画化権を入手し温めてきた。

 主人公は40歳の男。妻とは再婚同士で娘2人は妻の連れ子。上の娘が難しい年頃に入ってきて、血のつながらない父を認めようとしない。そんな折に妻の妊娠が発覚して…。2月に医師と結婚したばかりの田中麗奈(36)が妻役に決定。「愛情込めて丁寧にやらせていただこうと思います」と意欲満々だ。来年公開予定。

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