西島秀俊、竹内結子 タイトルちなみ「偽りのたこ焼き」にも大喜び

[ 2016年6月8日 19:45 ]

「偽りのたこ焼き」を口にする(左から)竹内結子、西島秀俊、黒沢清監督

 映画「クリーピー 偽りの隣人」(黒沢清監督、18日公開)の試写会が8日、大阪市内で行われ、主演の俳優・西島秀俊(45)と、女優・竹内結子(36)、黒沢清監督(60)が舞台あいさつした。

 西島は「大阪は“お帰りなさい”のイメージで迎えてくれる」と居心地の良さをアピール。竹内は「前のめりになって悪夢を楽しんで下さい」とファンに訴えた。黒沢監督によると、物騒なシーンの撮影も、「カット」の声がかかると俳優陣が爆笑。「凄く楽しそうだった」と同監督。いじられキャラの西島が出演者、スタッフを和ませていたそうだ。

 舞台あいさつではサプライズも。大阪名物の山積みのたこ焼きが舞台上に運ばれたが、西島ら3人がたこ焼きを口にしてけげんそうな顔。実は「偽りの隣人」に引っかけた「偽りのたこ焼き」で、たこ焼きそっくりのプチシュークリームだった。それでも竹内は「おいしかった」と大喜び。最後に黒沢監督は「日本のトップスターが腕によりを掛けて作った極上の気味の悪さを堪能してほしい」と締めくくった。

 この映画は、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した小説家で文学者の前川裕氏(65)の小説「クリーピー」を実写映画化したサスペンススリラー。奇妙な隣人に翻弄される夫婦の恐怖を、原作と違うオリジナルな展開で映画化された。西島、竹内の他、香川照之(50)、東出昌大(28)らが出演する。

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