スピルバーグに森崎ウィン抜てき!全世界オーディション勝ち抜いた

[ 2016年6月6日 05:30 ]

スティーブン・スピルバーグ監督の新作「レディ・プレイヤー・ワン」の主要キャストの1人に選ばれた森崎ウィン

 米映画監督スティーブン・スピルバーグ氏(69)の新作に、若手俳優の森崎ウィン(25)が抜てきされた。全世界オーディションを経て、SF作品「レディ・プレイヤー・ワン(原題)」(2018年3月公開予定)の主要キャストの一人に選ばれた。

 ミャンマー出身の森崎はエキゾチックな甘いマスクと英語力が武器の有望株。08年のドラマ「学校じゃ教えられない!」(日本テレビ)で俳優デビューし、14年の映画「シェリー」で初主演を務めるなどして経験を積んできた。今月中に海外で始まる撮影に合流。「ハリウッドデビュー」を夢に掲げてきただけに「決まったことを最初に聞いた時は、今まで生きてきた中で一番の驚きでした。“本当だったんだ”と改めて実感が湧いて、体の震えを感じました」と感激を表現している。

 映画は10代の若者たちが、近未来のバーチャル世界を舞台に大富豪の遺産を追う冒険物語。第70回ベネチア国際映画祭の新人賞を受賞した米俳優のタイ・シェリダン(19)が主演するなど、豪華キャスト陣が決まっていた。

 ただ、主人公の仲間である日本人男性役は「日英バイリンガル」という設定。刀を持って立ち回りするシーンもあってキャスティングは難航。数カ月間にわたる全世界オーディションが行われ、日本からも人気俳優が多数参加した。その中から、森崎がスピルバーグ監督の指名を勝ち取った。

 森崎は「全てが新しい経験ですが、しっかりと作品に向き合いたい。スピルバーグ監督の下、自分にできることを全て注ぎ込み、素晴らしい作品をお届けできるように最後まで全力で撮影に臨みたい」と意気込んでいる。

 ◆森崎 ウィン(もりさき・うぃん)1990年(平2)8月20日、ミャンマー生まれの25歳。中学2年の時にスカウトされ、大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属。ダンスボーカルユニット「PrizmaX(プリズマックス)」のメインボーカルを担当するなど、多彩な分野で才能を発揮している。

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2016年6月6日のニュース