向井地美音の目指すもの 咲良に追いつき黄金世代で2トップ

[ 2016年6月5日 10:45 ]

向井地美音

 AKB48の向井地美音(18)がヒット中の最新シングル「翼はいらない」でセンターの重責を担っている。一昨年4月のライブイベント「リクエストアワー」で、大島優子(27)の指名を受け「ヘビーローテーション」のセンターを務めてから約2年2カ月。恩人の大島に対する気持ち、同世代で先行している宮脇咲良(18)への思いなどを聞いた。

 ――「翼はいらない」のセンターに決まった後、大島さんに会いましたか?

 「お会いしました。前のシングルの“君はメロディー”で音楽番組に出演させていただいた時、一緒だった卒業生の方々(大島や前田敦子ら)と記念写真を撮らせていただいたんです。その時、みいちゃん(峯岸みなみ)が皆さんに“みーおん(向井地)が次のシングルのセンターなんだよ”と伝えてくれました」

 ――大島さんから何か言われました?

 「優子さんと2人だけで写真を撮った時に“凄いね”と言ってもらいました。私が“今の私があるのは優子さんのおかげです”と感謝の気持ちを伝えると、優子さんは“ここまで来たのは自分の頑張りだと思う。これからも頑張って”と言ってくれました。とてもうれしかったです(笑い)」

 ――やはりヘビロテのセンターに指名してくれた大島さんに感謝している!?

 「あのリクエストアワーの日から、いろいろと変わったので、会うたびにお礼を言ってます」

 ――大島さんと向井地さんは同じ子役出身で、パフォーマンスがはつらつとしているところなどが似ていますよね。

 「全然似てないですよ(苦笑い)。私はチームKの公演で優子さんのポジションをやらせていただいているんですけど、昔の優子さんの映像を見ると全く違います。優子さんはパワフルで、人を引き付ける力、カリスマ性があります。見て学ばせていただいています」

 ――向井地さんもこれから経験を積んでいけば大丈夫では!?

 「本当ですか!?そう言えば(グループ総支配人の茅野)しのぶさんが“優子も最初の頃は自信がなさそうだった。でも、最初の総選挙で2位になった時に自信をつけて変わった”と教えてくれました。私も昨年、総選挙で初めてランクインさせていただいて変わった面もあるので、ここからまた変わっていけるといいと思います」

 ――前のシングル「君はメロディー」で、同い年の宮脇さんがセンターを務めているのを見てどう思いました?

 「前田さんと優子さんに挟まれて歌っているのを見て、凄いなと思いました。尊敬しているし、追いつきたいという気持ちもあります」

 ――宮脇さんと向井地さんの世代は、高橋朱里さん、小嶋真子さん、加藤玲奈さん、岡田奈々さんら人気メンバーが多いですね。

 「私自身のことは抜きにして黄金世代だと思ってます(笑い)。中でも咲良さんは総選挙(昨年7位)にしてもセンターにしても先頭を走っています」

 ――ふだん宮脇さんと話します?

 「お互いに人見知りなんですよ(苦笑い)。でも“マジすか学園4”(ドラマ)の時は同じシーンが多かったので、結構一緒にいました。咲良さんは映画が好きみたいで、朱里さんと映画の話をしているのを横で聞いてました」

 ――かつての前田さんと大島さんのように、宮脇さんと向井地さんが総選挙で1、2位を争うようになればAKBは発展すると思います。

 「そうなれるように頑張ります。咲良さんは刺激をもらえる大きな存在です。もっと競い合っていけたらいいと思いますけど、まずは並べるくらいになりたいです」

 ――今回の総選挙の目標は?

 「選抜メンバーになれる16位以内です」

 ――前回の44位からの大ジャンプですね!?

 「選抜メンバーは夢のまた夢と思っていたんですけど、今回センターにさせてもらったので、選抜メンバーに入らなくちゃいけないという気持ちがあります。今回の自分のポジション(センター)に追いつけるような数字が結果として出るように頑張ります」

 ――もし総選挙で目標を達成したら何がしたいですか?

 「それは考えてませんでした(笑い)。そうですねえ…。ソロ写真集を出してみたいです」

 ≪実は優等生じゃない!?≫自身の特徴について「“AKBが好き”という気持ちは誰にも負けません。普段“優等生”と言われることが多いんですけど、実は中身は違うので、そのギャップも出していきたい」と説明。目指すセンター像に関しては「私は歌詞の世界観を考えるのが好きなので、それを生かして、曲に込められたメッセージを伝えていけるセンターになりたい」と意気込みを示した。

 ◆向井地 美音(むかいち・みおん)1998年(平10)1月29日生まれの18歳。埼玉県出身。子役として06年にフジテレビ系で放送された連続ドラマ「アンフェア」(篠原涼子が演じる主人公の娘役)などに出演。13年1月、15期研究生としてAKBに加入。14年11月発売のシングル「希望的リフレイン」で初選抜された。1日に発表された今回の総選挙の速報値では29位。

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