プリンスさん死因は医療用麻薬の過剰摂取「自ら投与していた」

[ 2016年6月4日 05:30 ]

プリンスさん

 米人気歌手プリンスさんの死亡を巡り、中西部ミネソタ州の検視当局は2日、死因は鎮痛作用のあるオピオイド(医療用麻薬)の過剰摂取で、プリンスさんが「自ら投与していた」との検視結果を発表した。摂取したのはオピオイドの中でも強力なフェンタニルだった。AP通信は、医師少なくとも2人が米麻薬取締局(DEA)などの捜査線上に浮上していると報道。うち1人は開業医で、4月7日と死亡前日の同月20日にプリンスさんを診断、薬剤を処方したと当局に話したという。

 もう1人は薬物依存治療の専門医で、プリンスさんの関係者が同月20日に相談していた。専門医は都合がつかず、息子を代わりにプリンスさん宅に派遣。この息子はオピオイド依存症の治療薬を持参していたが、医師資格を持っていなかった。

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2016年6月4日のニュース