まゆゆ首位発進！史上初４万票超え、さっしーとマッチレースの様相

奪冠を宣言した渡辺麻友

　ＡＫＢ４８の第８回選抜総選挙の速報値が１日夜、東京・秋葉原の専用劇場で発表された。前日５月３１日から始まったファン投票の１日分の集計値で、２年ぶりの女王返り咲きを狙う渡辺麻友（２２）は４万２０３４票で１位。指原莉乃（２３）の連覇阻止へ「さっしーは全メンバーの敵」と過激発言で宣戦布告した。１８日にハードオフエコスタジアム新潟で開票される。

　秋葉原の劇場で３位まで発表が終わると、まだ名前が呼ばれていない渡辺は緊張した面持ちでしゃがみ込んだ。２位で指原の名前が呼ばれた瞬間、首位発進が確定。ぼう然としたまま目を潤ませた。

　２位指原に約１０００票の僅差で、８回目の出馬で初の首位発進。劇場に響いたまゆゆコールを浴びて「めっちゃびっくり。感謝の気持ちしかない。（打倒）さっしーがすぐそこまで来てる」と頭を下げた。公演では３月２６日の渡辺の誕生日を２カ月遅れで祝う「生誕祭」が行われ“チームまゆゆ”の結束を強めた。

　連覇阻止へ“指原包囲網”の口火を切ったのも渡辺だった。この日昼、東京・渋谷で行われた選抜総選挙ミュージアムの開幕セレモニーに出席。昨年２０万票弱で圧勝した指原について、優等生のエースは「票数が１人だけおかしい。さっしーは全メンバーの敵」と先制攻撃。さらに、指原に勝っていると思う点についての質問には「アイドル性かな。さっしーはぶっちゃけキャラ。私はトークもバラエティーも得意じゃないので、いい意味で正反対」と冷静に分析。隣で聞いていた昨年２位の柏木由紀（２４）も「本当にさっしーと仲がいいので…。でも、言っちゃおうかな。女らしさ、色気ですね」と畳みかけた。

　１４年、渡辺は指原を下し初めて頂点に立ち、勝ち取ったセンター曲が「心のプラカード」。だが、指原がセンターを務めた「恋するフォーチュンクッキー」ほど浸透せず、当時「なかなか浸透しない」と何度も自虐的なコメントを残した。だからこそ、渡辺推しのファンの一人は「まゆゆに“神曲”を歌ってほしいんです」と鼻息は荒い。

　渡辺と指原は速報値で史上初めて４万票を獲得。早くもマッチレースの様相を呈してきた。渡辺は「昨年の３位は凄く悔しかった。ファンの方と団結して、もう１位しか見えていない」と語り、力強く頂上を見据えた。