テレ朝常務 がん闘病中の渡瀬恒彦に言及「元気に撮影している」

[ 2016年5月31日 15:33 ]

渡瀬恒彦

 テレビ朝日の平城隆司常務(55)が31日、東京・六本木の同局で行われた定例会見に出席。高視聴率を記録しているドラマ「警視庁捜査一課9係season11」(水曜後9・00)で主演を務める俳優の渡瀬恒彦(71)が、がんと闘病中であることが25日にわかったが、現在の様子について平城常務は「現場の撮影は順調に行っておりまして、渡瀬さんも元気に撮影に参加されています。ドラマの成績も非常にいいもので、現場の雰囲気も非常にいいと聞いております。そういう報道による影響はまったくないと認識しております」と話した。

 スポニチ本紙の取材では、昨年の夏から秋にかけて体調不良を訴え、都内の病院に入院。検査の結果、胆のうに悪性の腫瘍が見つかった。レギュラーの主演ドラマを数多く持ち、久しく長期休暇を取っていなかった渡瀬は5カ月間、仕事を入れず、抗がん剤の投与と放射線治療を受けた。その効果が出て、昨年12月にテレビ朝日系の「おみやさん」の撮影を京都でこなし、現場復帰を果たした。所属事務所も「その後の治療経過は順調で、体調の方も問題なく仕事に臨んでいます。今後も治療は続きますが、皆さまに楽しんでいただけるドラマを作りたいと思っております」と説明している。

 同ドラマは、初回2時間SPが13・9%で好スタートを切り、放送8回のうち7回で12%以上をマーク。平均視聴率は12・7%で、今クールの民放連続ドラマ14作品中2位で推移している。

 なお、13日に放送されたTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)でテレビ復帰を果たしたタレントのベッキー(32)を、同局のバラエティー番組「しくじり先生俺みたいになるな!!」(月曜後8・00)などの番組に起用したいか聞かれた平城常務は「現段階では、現場からの声を含めてそういった話はありません」とした。

 また、覚せい剤取締法違反の罪で、懲役2年6月、執行猶予4年の判決が言い渡された清原和博被告の番組起用について、平城常務「現段階では出演の予定等はありません。原則として執行猶予となった方々は、刑期期間内は出演しないことになっておりますので、2年6か月の間に清原被告がどうなるか、そして世間の状況などで判断するものではないかと思いますので、今の段階でのコメントは控えさせていただきたいと思います」と話した。

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2016年5月31日のニュース