柳楽優弥 NHK大河初出演 「直虎」起用理由は「野性味とエネルギー」

[ 2016年5月26日 14:46 ]

2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎キャスト発表会見に登場した柳楽優弥

 女優の柴咲コウ(34)が主演する来年放送されるNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」(日曜後8・00)のキャスト発表会見が26日、東京・渋谷の同局で行われ、新キャストとして主人公の許嫁(いいなずけ)役の三浦春馬(26)をはじめ、杉本哲太(50)、柳楽優弥(26)、高橋一生(35)、ムロツヨシ(40)、財前直見(50)、前田吟(72)、小林薫(64)、貫地谷しほり(30)といった9人が登壇した。

 連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年)の森下佳子さん(45)が担当し、戦国時代の女性城主・井伊直虎(なおとら)の生涯を描く。許嫁・井伊直親(三浦)をはじめ、直虎と直親の幼なじみ・小野政次(高橋)、盗賊団のかしら・龍雲丸(柳楽)など、直虎をめぐる“4人の男たち”の物語という位置づけもある。

 三浦は子役時代に「武蔵」「功名が辻」の2作に出演し、3度目の大河出演。岡本幸江チーフプロデューサー(CP)は三浦について「直虎という人の生涯を決めたのはこの人。(直虎にとって)憧れの、初恋の人で、彼女のモチベーションになっている。それを実現してくださる、若手の実力のある俳優さんということで、起用した。若いころに出ていたが、成人されてからはないということで、ぜひこのタイミングにとお願いした」と起用理由を説明した。

 幼なじみ・小野政次を演じる高橋は「元禄繚乱」「新選組!」「風林火山」「軍師官兵衛」に続く、5度目の大河出演。「柴咲さんと三浦くんが幼なじみなので、撮影前には幼年時代の3人の雰囲気を見ておきたい。19歳ぐらいから演じることになるが、童顔の35歳なので、シワが目立ったりしないようにしたい」と照れ笑い。岡本CPは10代の頃の高橋と仕事をした経験があるといい、「政次は難しい政治的な立場をしないといけない人、発言と心の中で大事にしていることが違う人物。すごい難しいけど魅力的な役だが、高橋一生さんはここにきて着々と違う顔を見せてくれている。この役にぜひお越しいただきたいと思った」と話した。

 雲龍丸を演じる柳楽は満を持しての大河初出演。今回発表になったキャストの中では唯一の架空の人物で、「どういう形になるか、想像できないですが、楽しみたい」と意気込み。そんな柳楽の起用理由は「野性味とエネルギー」だといい、岡本CPは「ワイルドな、こじんまりとまとまらない、突破力のある俳優さん」と称賛し、「唯一、フィクションの人物で、突破していただくような野性味のある、武家の決まり事とは違うことを自ら立ち上げていただきたい。野性味とエネルギーという意味で柳楽さんかなと」と話した。

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2016年5月26日のニュース