永作博美「にぎやか」共演陣に驚き「このまま本番にいきそう」

[ 2016年5月25日 13:06 ]

舞台「頭痛肩こり樋口一葉」製作発表に出席した永作博美

 女優の永作博美(45)が25日、都内で行われた主演舞台「頭痛肩こり樋口一葉」(8月5~25日、東京・日比谷シアタークリエ)の製作発表に出席した。

 1984年のこまつ座旗揚げ公演以来、上演回数775回を誇る故井上ひさしさんの名作戯曲。2011年「雨」以来の井上作品で、24歳で早逝した女流作家・樋口一葉を演じる永作は「樋口一葉の人生の内容をご存じない方が多いと、携わるようになって感じた。井上さんが感じた一葉を端から端まで出せていけたら」と意欲を見せた。

 しかし、若村麻由美(49)、熊谷真実(56)ら共演者はほとんど3年前の公演と同じ配役のため、この日が初対面だった永作は「まあ、にぎやかでビックリ。こんなにずっとしゃべっているかというくらいで、このまま本番にいきそうな感じ」と恐縮気味。それでも、「年上の方々との共演もあまりないので、勉強させていただきます。迷惑をかけないように、必死で走りたい」と自らを鼓舞した。

 4月中旬には一葉の墓所や記念館を訪れ「たまには劇場に遊びに来てくださるとうれしいです」とあいさつ。直筆の手紙や台帳も手にし、「本当に美しいまっすぐな字で、才のある方なんだと思いました。身近に感じられた気がして、充実した時間でした」と笑顔で話した。

 熊谷は「親しみがあって、ご一緒できるのが楽しみ。まあ、おしゃべりは止まりませんけれどね」と座長にエール。愛華みれ(51)も「気分は初演。新しいものを作るために、楽屋から温めてきました。熊谷さんがおしゃべり1号なら、私が2号です」とチームワークの良さを見せていた。

 また、一葉の母・多喜を演じる三田和代(73)の舞台生活50年を出演者がサプライズで祝福。ケーキと花束を贈られた三田は「気が付いたらたっていただけですけれど、井上さんとの出会いが私の大きな宝。50年っていいもんですね。もうしばらくは舞台に立っていたい」と決意を新たにしていた。

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