氷室ラストライブ 布袋との共演は夢のままに…長年の確執埋まらず

[ 2016年5月24日 09:07 ]

「LAST GIGS」で熱唱する氷室京介

 両耳の深刻な難聴を理由に、ライブ活動からの引退を宣言していたロック歌手の氷室京介(55)が23日、東京ドームで最後の公演を行った。聴衆5万5000人を熱狂させ「気持ちの整理がつきました」としみじみ。BOφWY時代からの布袋寅泰(54)との長年の確執は、ついに埋まることはなかった。幾度も再結成の期待が高まったが、2人の軌道は交わらないまま、氷室はステージを去った。

 確執の起源はバンド時代にすでに芽生えていたとされ、解散も2人の致命的な感情のこじれが主な原因だ。

 再結成の機運が最も高まったのは11年。東日本大震災を機に、氷室は20年近く封印していたBOφWYの曲を本格的に解禁。ただ、単独で全曲BOφWYのライブを行うことを選択し、布袋は無念の思いを表明した。氷室が引退を口にした直後、布袋は「せめて1曲だけでもギターを隣で弾かせてほしい」とブログで訴えた。その思いはかなわなかった。

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2016年5月24日のニュース