熊本の映画を全国上映へ 行定監督らチャリティー くまモンも来た

[ 2016年5月17日 22:19 ]

短編映画「うつくしいひと」のチャリティー上映会で、ポーズをとる(左から)行定勲監督、橋本愛、姜尚中さんら

 被災前の熊本で行定勲監督が撮影した短編映画「うつくしいひと」のチャリティー上映会が17日夜、東京都内で開かれ、熊本出身の行定監督や出演した俳優の橋本愛、政治学者の姜尚中さん、熊本県のPRキャラクター「くまモン」らが出席した。

 主催者側によると、全国約100カ所からチャリティー上映の希望が寄せられており、確定しただけでも8月までに39カ所で上映会が開催されるという。

 詰め掛けた観客約600人に行定監督は「映画って何て素晴らしいんだと思いました」と支援の輪の広がりに感謝。「この映画で本来ある熊本の情緒と美しさを感じて、熊本のことを思っていただければ幸いです」と話し、上映後は募金活動をした。

 映画は地域活性化を目的に製作された39分の作品で、熊本県などが出資。同県出身の監督・出演者らが集まって昨年10月に撮影した。被災前の熊本城や阿蘇などの姿が随所に登場する。

 各地のチャリティー上映会の日程は「うつくしいひと」公式サイトで。

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2016年5月17日のニュース