「笑点」50周年!歌丸 ファンに勇退報告「まだできる」に「NO」

[ 2016年5月15日 17:00 ]

日本テレビ「笑点」のメンバー

 日本テレビの演芸番組「笑点」(日曜後5・30)が15日、1966年5月15日の放送スタート以来、50周年を迎えた。番組の最後には、5代目司会を務める桂歌丸(79)が視聴者に勇退を報告した。

 来週22日は生放送。現在のレギュラー陣の中で唯一、初回から出演する歌丸が卒業。大喜利の司会を勇退する。

 歌丸は「皆さんにお話がございます」と切り出し「実は、わたくし桂歌丸、来週の放送を最後に大喜利の司会を辞めさせていただきたいと思っております。若い方々に譲らなければ、長続きはしないと思っておりますので。50年間、いろんなことがございました。最後の大喜利、生放送も一生懸命務めさせていただきます。よろしくどうぞお願いいたします」と呼び掛けた。

 会場からは「まだ、できるぞー」の掛け声。歌丸は大喜利で使った小道具「NO」の札を出し、最後まで笑いを誘った。

 63年から続く同局の料理番組「キユーピー3分クッキング」(月~土曜前11・45)に次ぐ長寿番組2位。

 番組冒頭には、メンバーが50周年を記念して口上。歌丸は「謹んで、ごあいさつを申し上げます。わたくしども『笑点』第1回の放送が昭和41年の5月15日です。それから数えて本日めでたく50周年を迎えることとと相成りました」と第一声。

 「そして、この中で、わたくしだけが第1回目から出演をさせていただいております。当時は新進気鋭の若手で、髪もフサフサ、この辺(額を指さす)から生えておりました。群がる女性をかき分け、かき分け、歩いたものでございます」と笑いを誘い「冗談はさておきまして『笑点』50年はひとえにファンの皆さまのおかげで、心より厚く御礼を申し上げます」と感謝した。

 「かつては人生50年と言われましたが、今や日本には100歳を超える元気なお年寄りがたくさんいらっしゃいます。それに比べれば、50周年を迎えた『笑点』は、まだまだ若輩者。心を引き締めまして、100周年を目指して、この先も皆さま方のご期待に応えますように、必ず頑張ってまいりますので、常に変わらぬごひいきのほど、隅から隅まで御願いあげ奉ります」と語った。

 この日は午後5時からの1時間スペシャル「笑点50周年記念スペシャル」としてオンエアされた。

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