つんく♂ 絶望から救ったTOKIOとのセッション 国分も男泣き

[ 2016年5月12日 12:30 ]

TOKIOに感謝の言葉を伝えた、つんく♂

 喉頭ガンのため声帯を摘出した音楽プロデューサーのつんく♂(47)が12日、TBS系「白熱ライブ ビビット」(月~金曜前8・00)にVTR出演。声を失うなど絶望感の中で、新しい人生を進む決意を後押ししたのがTOKIOだったことを明かした。

 番組MCを務めるTOKIOの国分太一(41)と、パソコンを使いながら対談。両者はつんく♂が2000年にTOKIOをプロデュースして以来、親交を深めてきた。約1年ぶりの対面でまずは、つんく♂が「問題ない」「再発と転移の恐怖を付き合っていくという感覚」と近況報告。

 つんく♂は2014年10月に喉頭がんのため声帯を全摘出。手術の1カ月後、妻への感謝の気持ちを込めてTOKIOを自宅に招いてのホームパーティーを開催。ミニライブも行い、その際、自身もギターを手に取り参加した。

 手術後は食事ものどが通らず、やせ細り、これまで携わってきたハロープロジェクトの総合プロデュース契約が満了したことで、精神的も不安定になっていたという。そんな時のTOKIOとのセッション。自身はもちろん、家族にも笑顔が戻った。「ステージに立てないと決めつけていた」とつんく♂。「こんなこともできるんだな」と、誰かのために演奏するという音楽の原点を思い出し、これがその後の母校・近大での入学式プロデュースにつながったという。

 「いろんなきっかけをつくってくれたのが、あの会やったんや」「ホンマに心が生き返った。今日の俺とか家族につながった瞬間やった」と感謝の気持ちを伝えるつんく♂に、国分が「なんでこんなに強いんだろうって…」と涙する場面も。プロデュースする作品は減ったが「楽しく作品を作る時間は増えた」と充実した様子。最後は「ゼロを1にしていくこと。この感じを大事にしていきたい」と締めくくった。

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2016年5月12日のニュース