戸川昌子さん通夜に400人 祭壇にバラの花約3000本

[ 2016年5月5日 10:50 ]

戸川昌子さんの祭壇

 胃がんのため先月26日に亡くなったシャンソン歌手で作家の戸川昌子さん(享年85)の通夜が4日、東京都大田区の臨海斎場で営まれ、前田美波里(67)、林家ペー(74)、高畑淳子(61)ら約400人が弔問に訪れた。

 戸川さんの長男で歌手のNERO(38)によると、祭壇はステージに見立て、戸川さんが愛したバラの花約3000本が飾られた。NEROは「5年前に末期がんの診断を受けてから、2人で相談して歌い続ける道を選びました。痛みを必死でこらえて活動を続けた母を誇りに思う」と涙ながらに語った。遺影は3年前にプロモーション用で撮影。戸川さんは「遺影にしたら?」と冗談ぽく語っていたという。戸川を尊敬していた前田は「うまい歌手ではなかったけど、自分の世界の作り方が抜群でした。私もそこを目指していました」と涙ぐんでいた。

 戒名は「浄賢院楽音文昌大姉(じょうけんいんがくおんもんしょうだいし)」。告別式はきょう5日午前10時から同所で。

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