すず 今度はチア映画!半年前から猛特訓「チアダンスしよっさ」

[ 2016年5月5日 05:30 ]

映画「チア☆ダン」でチアリーダーを演じる広瀬すず。現在、チアダンスの猛特訓中

 活動を始めてわずか3年で全米優勝の快挙を遂げた福井県立福井商高のチアリーダー部の奇跡の物語が映画化される。女優広瀬すず(17)主演の「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」(来年公開、監督河合勇人)。

 福井商高は09年3月、本場米国で最高峰の大会「全米チアダンス選手権」の高校チームパフォーマンス部門で総合優勝。女子高生たちがゼロからスタートし全米王者になったことが当時、大きな話題になった。映画は実話を基にその軌跡を描く。

 広瀬扮する天真爛漫(らんまん)な主人公は「サッカー部の憧れの男子生徒を応援したい」という軽い気持ちでチアダンス部に入部。その後、顧問の女性教師の予想外の厳しい指導に音を上げて辞めそうになる時もあったが、福井弁で「みんなでチアダンスしよっさ!(しようよの意味)」というようにメンバーと支え合い、最後にはチームのセンターを務めるまでになる。平野隆プロデューサーは「あの笑顔と躍動感を持つ広瀬さんは元々誰かを応援する力が備わった人。この役は広瀬さんしかいないと思った」と話している。

 広瀬は昨年12月から長い日には1日6時間取り組むなど猛練習。ダンスの経験がなかったが、持ち前の運動神経でメキメキ上達。福井商のコーチを務めた日本チアダンス協会の前田千代氏や、09年の優勝メンバーらが直接指導しながら広瀬の動きに太鼓判を押している。米国での撮影と米No・1チームとの対決も予定され、特訓の成果を披露する。広瀬は「実際にチアダンスをやられている方々のように内から出るものを表現できるようになりたい。楽しむことを忘れずに全力で頑張ります」と気合を高めている。

 ▽福井商チアリーダー部 チーム名「JETS(ジェッツ)」。前身は「バトン部」で強豪の野球部の応援を甲子園のアルプススタンドでしていた。神奈川・厚木高が全米チアダンス選手権で日本勢初優勝した04年、福井商に異動し顧問となった女性教師が「生徒たちに大きな夢を」とチアダンス部への変更を提案。生徒や保護者らの反対もあったが、野球の応援を盛り上げることを約束して06年から活動開始。08年にチアリーダー部となった。今年2月の全米選手権も優勝し、4連覇している。

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2016年5月5日のニュース