三ツ矢雄二 “グレーゾーン”強調もゲイのベッドシーンには「生つばゴックン」

[ 2016年4月30日 15:30 ]

トークショーを行った三ツ矢雄二

 声優の三ツ矢雄二(61)と日高のり子(53)が30日、タイ映画「アタック・ナンバーハーフ・デラックス」が初日を迎えた東京・シネマート新宿で公開記念トークショーを行った。

 ゲイのバレーボールチームが偏見と闘いながら全国大会優勝を目指す、実話を基にしたスポ根コメディー。オネエ言葉で鳴らしゲイ疑惑がありながら“グレーゾーン”のキャラクターを通している三ツ矢は、「まず理解してもらいたいのは、オカマちゃんは欠点じゃないってこと。ゲイの世界がひとつのチームで表されている教科書のような映画」と強調した。

 最も気になったのは、ゲイであることを隠している青年が“恋人”と抱き合っているところを母親に目撃されるシーンだという。「あそこは生つばゴックン。ふだん男の格好をしている人は、肉親や友人たちに伝えるかどうかですごく悩む。気持ちはよく分かる。私は面倒くさくて、あいまいにしたいからグレーゾーンって言っているのよ」と理解を示した。

 意味深発言の連発に、名作アニメ「タッチ」の上杉達也と浅倉南など長年コンビを組む日高は、「三ツ矢さんに“見に来て見に来て”と言われた芝居で、一番元気だったのがカーテンコールで本編とは全く関係のないマリー・アントワネットの格好をしてきたところだった」と暴露。これにも、「女装って特別感があって、自分の姿を鏡で見て私ってナルちゃん(ナルシスト)って思っちゃうの」とどこ吹く風で笑い飛ばした。

 それでも、「まだ“タッチ”はやれるわよ」と、「上杉達也は、浅倉南を愛しています」の名セリフを実践。日高も、「たっちゃん…」とすかさず応じ、息の合ったところを見せていた。

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2016年4月30日のニュース