大林宣彦監督に生涯功労賞 イタリアの極東映画祭

[ 2016年4月26日 10:14 ]

極東映画祭で生涯功労賞を受賞し、トロフィーを掲げる大林宣彦監督

 イタリアのウディネで開催中の第18回極東映画祭で25日(日本時間26日)、大林宣彦監督(78)にマルベリー賞(生涯功労賞)が贈られ、大林監督は「40年近く前の僕の映画が上映され、素晴らしいご褒美を頂いた。それを励みに、また先の40年を頑張りたいと思います」と感謝した。

 同日はイタリアの第2次大戦解放記念日で、大林監督は「戦争を知っている僕たちが若い人たちに、二度とあんな悲しい戦争を起こさないために大切なことを伝える。それが僕の映画作りです」と自身の哲学を語った。

 同映画祭は東アジア、東南アジアの新作や名作を集めた祭典。今回、大林監督作品は「HOUSE」「ねらわれた学園」「転校生」「時をかける少女」が上映された。(共同)

続きを表示

2016年4月26日のニュース