村上春樹氏、被災地支援のメッセージ「じっくりたゆまず支援を」

[ 2016年4月19日 12:49 ]

 作家の村上春樹氏(67)が19日、女性誌「CREA」(文芸春秋)の公式サイトに熊本地震の被災地を支援するメッセージを発表し、「するめを噛むみたいに、じっくりたゆまず支援を進めていきましょう」と募金を呼びかけた。

 村上氏は昨年6月、同誌に掲載された「熊本旅行記」執筆のため、熊本を訪問。「とても楽しい旅でした」と振り返り、「そのときにお目にかかったみなさんが、今回の大地震でどのような被害に遭われたのか、心配でなりません。僕としても、被災されたかたがたの、何か少しでもお役に立てればという気持ちでいっぱいです」と気遣った。

 同誌編集部がこのほど設立した被災地支援を目的とする「CREA<するめ基金>熊本」に賛同。村上氏は、「<するめ基金>といってもべつに本物のするめを送るわけではありません。するめを噛むみたいに、じっくりたゆまず支援を進めていきましょう、ということです。もしよろしければ、熊本をはじめとする九州各地で被害に遭われた方々をサポートするこの支援活動に参加してください」とし、支援を呼びかけている。集まった募金の寄付先は、同誌の公式サイトで報告するという。

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2016年4月19日のニュース