木村佳乃は熱血ママ　２女の子育て「周りがビクッとなるぐらい怒る」

女優としても母親としても輝きを増している木村佳乃

　女優の木村佳乃（４０）が清楚（せいそ）で高貴なイメージを一変させている。バラエティー番組で熱湯風呂に入り、バンジージャンプに挑むなど、芸人顔負けの体当たりロケに挑戦。そのギャップが話題を呼んだが「実はあれが素の私」と明かす。私生活では２女を思いっきり叱りつける熱血ママ。素顔は人間味にあふれている。

　女優としては最近、悪女を演じることが多くなった。「悪女をやるのは好き。普段は言いもしない、やりもしないことができるから楽しいし、ストレスがない」。底抜けに明るい顔を持ちながら、ドラマでは意地悪く暗い。そんなギャップでも視聴者を魅了する。

　長女（４）と次女（２）の子育てにも体当たりで臨んでいる。

　「怒る時は周りの人がビクッとなるぐらい、すっごく怒る。褒める時は思いっきり褒めるし、仕事のイライラで怒っちゃった時とか、私が間違えたらちゃんと謝る。子育ては正解がないから迷うし、壁に当たるし、その繰り返し。でも常に真剣でありたい」

　愛娘には、冒険すること、常に変化していくことの大切さを身をもって教えている。バラエティーに進出したのも、その表れだ。

　「子育てというのは自分の思い通りにはならないし、しちゃいけないとも思う。でも、私の働く姿は見せていきたい」

　女優としてママとして、いつも前向きで全力投球。明るくておちゃめで人間味にあふれている。４０代に突入し、どんな変化を見せていくのか、楽しみだ。

　◆木村　佳乃（きむら・よしの）１９７６年（昭５１）４月１０日、英国生まれの４０歳。２歳までロンドン、中学時代は米ニューヨークで過ごす。９６年にＮＨＫドラマ「元気をあげる～救命救急医物語」でデビュー。映画「蝉しぐれ」で０６年に日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。１０年に東山と結婚。昨年４月からフジテレビ系バラエティー「発見！なるほどレストラン」のＭＣに。ＣＭ契約は７社。