「とと姉ちゃん」初回22・6%!7作連続大台超え、今世紀2位好発進

[ 2016年4月5日 10:00 ]

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロインを務める高畑充希

 女優の高畑充希(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(月~土曜前8・00)が4日にスタートし、初回の平均視聴率は22・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。期間平均で今世紀最高を記録した「あさが来た」の初回を上回る好発進となった。

 朝ドラ初回の20%超えは「あまちゃん」(13年前期、20・1%)「ごちそうさん」(13年後期、22・0%)「花子とアン」(14年前期、21・8%)「マッサン」(14年後期、21・8%)「まれ」(15年前期、21・2%)「あさが来た」(15年後期、21・2%)に続いて7作連続。

 朝ドラ初回としては、2001年後期「ほんまもん」の23・1%に次ぐ今世紀2位の好スタートを切った。

 昭和初期から高度経済成長期を背景に、亡き父親に代わり、一家の大黒柱として母親と2人の妹を守る「とと(=父)姉ちゃん」こと小橋常子(高畑)が戦後の東京で女性向け雑誌を創刊する姿を描く。モデルは雑誌「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子。

 朝ドラ通算94作目。ドラマ「怪物くん」「妖怪人間ベム」、映画「ガチ☆ボーイ」「信長協奏曲」、アニメ「TIGER&BUNNY」などで知られる西田征史氏(40)が脚本を担当。演出は大河ドラマ「軍師官兵衛」などの大原拓氏ほか。主題歌「花束を君に」はシンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(33)が書き下ろし。5年半ぶりに音楽活動を再開した復帰作となった。10月1日まで全156回。

 初回は、1930年(昭5)、小橋家3姉妹の長女・常子(内田未来)は好奇心旺盛で行動力のある女の子。染工会社で働く家族思いの父・竹蔵(西島秀俊)を「とと」、おっとりした母・君子(木村多江)を「かか」と呼び、2人の妹と共に家族仲良く暮らしている。小橋家には家訓があり、月に一度、家族全員で出掛けることが習わし。しかし、約束の日に竹蔵が得意先を接待することになり、初めて家訓が破られる…という展開だった。

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2016年4月5日のニュース