まるで“梨園の妻襲名披露” 愛之助&紀香「最高に幸せ」結婚会見

[ 2016年4月1日 05:30 ]

カメラマンからキスしてくださいと頼まれるも、恥ずかしがり片岡愛之助を見つめる藤原紀香

 歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と女優の藤原紀香(44)が31日、都内で結婚会見を行った。2人は金屏風(びょうぶ)を背に紋付きはかまと着物姿で登壇。「最高に幸せです」と声をそろえた。紀香は3カラットのダイヤモンドをあしらった婚約指輪を披露。結婚後も芸能活動を続けるが「一番大事なのは夫の仕事」と決意を示し、写真撮影の際には半歩下がって、愛之助を立てるなど、紀香の“梨園の妻襲名披露”のような会見となった。

 公の場でのツーショットは初めてで、集まった報道陣は約200人。

 紀香にとっては梨園の妻としての初舞台。写真撮影では、紀香が半歩下がって愛之助を立てた。報道陣に「梨園の妻の心構えは?」と聞かれると「優先順位は彼の健康面のサポート、仕事のサポート。藤原紀香としての芸能活動は許される範囲で」と夫を陰ながら支えていく覚悟をアピールした。今後はCMやイベント、日本赤十字の活動をスケジュールをみながら続けていくとみられる。

 2人の恋愛の潔白も強調。出会いは5年前で、昨年8月に交際を始めたが、週刊誌に交際報道が出たのは同5月。この時、愛之助は元恋人の熊切あさ美(35)と破局していたことを明かしたが、熊切側が否定し“二股騒動”に発展した。愛之助と紀香は双方の事務所から「会わない方がいい」と助言され、この時のことを振り返り、愛之助は「会わなくなって心にポッカリ穴があいた気がして、昨年夏にお付き合いを申し込みました」と説明。

 交際報道をきっかけに距離が縮まったといい「マスコミさんに感謝でございます!」。紀香も「心に穴があいていた時に“話があるんです”と言われた。“ああ、同じ気持ちやったんや”とうれしかった」と目を潤ませた。紀香は自分の気持ちを表す時は関西弁を使い、上方歌舞伎の人気者に嫁ぐ女性らしさも見せた。

 控えめな妻の顔を見せる一方で華やかさも健在。愛之助がデザインした婚約指輪は、中心のダイヤモンドだけで3カラット。周りにもダイヤモンドがあしらわれ、宝石店関係者が「2000万~3000万円ではないか」とみる豪華版は左手でまばゆい輝きを放った。

 会見の最後は「妻として、女優として成長するよう努力したい」。自身の仕事の進化も誓って締めくくった紀香。新たな歌舞伎の形を追い求めてきた愛之助にふさわしい、新しい梨園の妻像を見せてくれそうだ。9日に初日を迎える「四国こんぴら歌舞伎大芝居」に同行し、梨園の妻デビューをする予定だ。

 ▽梨園の妻 歌舞伎のことを「梨園」ということから、歌舞伎俳優の妻を呼ぶ。公演初日は必ず劇場ロビーに顔を出し、楽屋では共演俳優にあいさつ。着替えの手伝いは付き人の仕事だが、そのほかの雑用を一手に引き受ける。お礼状を書いたり、接待の場に出向いたりと、夫を支えることに徹する。

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