中山美穂 デビュー30周年初舞台「これからにつながると思い」

[ 2016年3月26日 17:50 ]

「魔術」舞台稽古の前に会見を行った中山美穂

 女優の中山美穂(46)が26日、東京・下北沢の本多劇場で舞台「魔術」(27日から7都市巡演)の公開舞台稽古&会見に、俳優の萩原聖人(44)らとともに出席した。

 デビュー30周年を迎えて初舞台に挑戦する中山は、本番を翌日に控えた心境を聞かれると「率直に言うと緊張しています。でも楽しみな気持ちも同じくらいあります」と目を輝かせ、「稽古に通うという行動が学校に通うみたいな感じで楽しい感じでした」と、1カ月間の稽古を振り返り、「日々(稽古で)気付きがあって毎日変わって行くので、本番になって一つひとつの舞台を踏んで、いろんな変化を見つけていきたいと思います」と意気込みを語った。

 また、30周年を迎えて改めてこの舞台に立つ思いを聞かれた中山は「30年といって特別なイベントや発表はなかったんですけど、30年で初めてのことができるということは、自分のこれからにつながるのではないかと思って、あえて30周年でこの舞台をやってみたいと思いました」と吐露。30年は早かったか聞かれると「早いですけど、30年という言葉の重みは感じますね(笑)」と笑った。

 さらに、タイトルにかけて「何か魔術を使えるとしたら」の問いに、中山は「この舞台が終わっても、また舞台のお話が来ますように」と願った。そんな中山に対し、萩原は「(中山を除いた)僕ら4人は舞台をそれなりにやっていて、初めての美穂さんに『何でも聞いてください』って言っていたんですけど、最終的には僕らが背中を押されている感じになりました」と言い、「(中山が)日に日に役が変わっていって、それにかなり触発されて、僕ら引っ張られたところがあります」と中山を絶賛した。

 同作は、南河内万歳一座の内藤裕敬氏が、ここ10年あまりに社会が直面してきた言い知れない不安、世界の不確実性や他者との距離感の欠如を敏感にとらえ、男女4人が織りなす会話劇として描く。このほか、同会見には俳優の橋本淳(29)、勝村政信(52)、演出家の内藤裕敬氏も出席した。

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