山下達郎「クリスマス・イブ」ギネス認定に喜び「音楽続けて良かった」

[ 2016年3月25日 07:32 ]

山下達郎

 シンガー・ソングライター山下達郎(63)の代表曲「クリスマス・イブ」が、30年連続でオリコン週間シングルチャートの100位圏内にランクインしたとして、ギネス世界記録に認定された。山下が24日、東京・渋谷のNHKホールでの公演中に明らかにした。

 昨年12月28日付のチャートで39位に入り、前人未到の大台に到達していた。記録は新たに設けられたカテゴリーで「日本のシングルチャートに連続でチャート・インした最多年数」。山下はデビュー40周年記念イヤーに飛び込んできた朗報に「何もかもが、ひとえに、この30年、どこかの時、どこかの場所で、レコードを手に取ってくださった、リスナーの皆さまのおかげです。音楽を続けていて本当に良かったと思っています」とコメントした。

 同曲は83年6月発売のアルバム「MELODIES」に収録され、同12月に発売枚数限定のLP盤でシングルカットされた。同月に44位でランクインしたが、84、85年は圏外で、EP盤で再発売された86年に21位に。それ以降は毎年、100位圏内に入り続けた。

 88年にJR東海のキャンペーン「クリスマス・エクスプレス」のCMソングに起用されたことが呼び水となり、翌89年には初めて首位を記録。91年にミリオンセールスを達成するなど、クリスマスの定番曲となった。

 00年には再び「クリスマス・エクスプレス」に起用され、13年には発売30周年記念盤のリリースで、それぞれトップ10入りを果たした。昨年は39位にランクインした翌週に33位をマークした。

 連続ランクイン記録の2位はワム!の「ラスト・クリスマス」で10年連続(89~98年)。音楽関係者は「音楽嗜好(しこう)も多様化しているだけに、今後この記録を打ち破る歌は出てこないだろう」と指摘した。

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2016年3月25日のニュース