古田新太 稽古苦戦の大東駿介にエール「もう少しで面白くなる」

[ 2016年3月4日 16:42 ]

劇団☆新感線春興行「乱鶯(みだれうぐいす)」公開ゲネプロに登場した(左から)大東駿介、古田新太、稲森いずみ

 俳優の古田新太(50)が主演する劇団☆新感線春興行「乱鶯(みだれうぐいす)」が5日、東京・新橋演舞場で開幕する。初日を翌日に控えた4日、同劇場で公開稽古が行われ、古田をはじめ、稲森いずみ(43)、大東俊介(29)が報道陣の取材に応じた。

 「いのうえ歌舞伎<黒>BLACK」と銘打たれた「乱鶯」は2000年の「阿修羅城の瞳」から始まった新橋演舞場でのいのうえ歌舞伎公演第6弾。脚本には劇団初参加となる倉持裕氏(43)を迎え、元盗賊の頭を主人公にしたハードボイルドな本格時代劇。古田は意外にも新橋演舞場での公演では初主演となる。

 「いつも新感線がやっている国と国との戦いはなく、江戸の町人の話。転換がすごい多いので、怪我がないようにしたい。大掛かりで遊園地のアトラクションのような芝居。ぜひ体感していただきたい」とPRした。同劇団への出演が09年の「蛮幽鬼」以来となる稲森は古田とは初共演。古田演じる元盗賊の頭の切ない恋の相手・居酒屋の女将を演じる。「町人が初めて。とても新鮮」と稲森が笑うと古田が「お姫様しかやってないからね」とすかさずツッコミして息もぴったり。稲森は「江戸っ子というと、チャキチャキというの意識してやっています。現場も明るいですし、楽しい」と笑顔を浮かべた。

 大東は同劇団の作品には「港町純情オセロ」(2011年)以来の参加。稽古には苦戦したようで「稽古もほとんどは僕が使うという。古田さんに付き合ってもらうという形でやってました」と苦笑。これには古田も「8割が大東です。おしいです、もう少しで面白くなる。あと1日あるから、まだリハだから」と話し、笑いを誘った。

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