君島十和子さん長女・憂樹さんが宝塚音楽学校卒業 演劇部門で優秀賞

[ 2016年3月1日 15:06 ]

宝塚音楽学校の卒業式で笑顔を見せる君島憂樹さん

 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校の卒業式が1日、兵庫県宝塚市の同校で行われ第102期生39人が巣立った。

 元女優で実業家の君島十和子さん(49)の長女・憂樹さんも同期生とともに黒の紋付き緑の袴姿で出席し、成績優秀者に贈られる「優秀賞 演劇部門」と皆勤賞を受賞。晴れやかな笑顔であこがれのタカラジェンヌとしての第一歩を踏み出した。

 先月13、14日に同市内で行われた文化祭では、演劇で主演を務めるなど母親ゆずりの美貌と演技力で将来を期待される男役。父の誉幸さんは「この2年間で『自分はこの道でやっていくんだ』という覚悟が芽生えた気がします」と成長に目を細めていた。この日、両親は取材に応じることはなかったが誉幸さんは十和子さんとともに父兄席の最前列で娘の晴れ姿を見守っていた。

 102期生は劇団が100周年でわいた2014年に入学。この日、卒業生を代表し答辞を述べた名子ひとみさんも「100周年の年の春に、自分の受験番号を見つけ涙したことは忘れられません。芸の道は決して平坦でないと存じていますが『清く正しく美しく』の言葉を胸に終わることのない芸の道を進んで参ります」と力強く決意をにじませた。

 卒業生は午後に歌劇団に入団し18日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する星組公演「こうもり/THE ENTERTAINER!」で初舞台を踏む。

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2016年3月1日のニュース