【アカデミー賞】米林宏昌監督「思い出のマーニー」長編アニメ賞逃す

[ 2016年2月29日 12:10 ]

「思い出のマーニー」(C)2014 GNDHDDTK

 映画界最大の祭典、第88回米アカデミー賞の発表・授賞式が28日(日本時間29日)、米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで開かれ、長編アニメ映画賞にノミネートされた米林宏昌監督(42)の「思い出のマーニー」はオスカーを逃した。

 ピクサーのアニメ映画「インサイド・ヘッド」が受賞した。

 同賞への日本映画のノミネートは宮崎駿監督(75)の「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「風立ちぬ」、高畑勲監督(80)の「かぐや姫の物語」に次いで3年連続5作目。第75回(2002年度)の「千と千尋の神隠し」以来13年ぶりの栄冠はならなかった。

 「借りぐらしのアリエッティ」以来、米林監督の4年ぶりの新作。14年7月に劇場公開され、興行収入35・3億円のヒットを記録した。15年5月に北米公開された。

 英作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を原作に、舞台を現代日本に置き換え、中学1年生の佐々木杏奈と、廃屋のように見える屋敷に住むという不思議な少女マーニーを描く。

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