NHK元専務理事 籾井体制2年間は「何だったのか」

[ 2016年2月27日 05:30 ]

 NHK専務理事を17日付で退任した塚田祐之氏が9日の経営委員会でのあいさつで、籾井勝人会長が就任してからの日々を振り返り「この2年間は一体何だったのでしょうか、という思いが募っております」と述べた上で、NHKの今後について憂慮を示していたことが26日、分かった。経営委の議事録で公開された。

 塚田氏は「会長の就任会見以来、相次ぐ問題への対応に追われ続け、その場その場の対症療法的な対応を迫られた。その結果、経営として一致して目指す方向をなかなか打ち出せなかった」と指摘。「こうした状況だが、NHKは現場の力で何とか役割を果たしてきたと思う。しかし、そろそろ限界に近づいているのではないか」と述べた。

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2016年2月27日のニュース